成績を上げるための3つの条件
① 基礎学力 ― すべての教科の“土台”になる力
成績を上げるための最初の条件は、揺るぎない 基礎学力 です。基礎学力とは、単に「計算ができる」「漢字が書ける」ということにとどまりません。計算力・語彙力・読解力・漢字力・正確に読み取る力。この5つがそろってはじめて、中学校の学習に必要な“理解する力”が育ちます。実際、授業についていけない子の多くは、難しい内容が理解できないというより、そもそも問題文の意味がわからない、読むスピードが遅い、語彙が足りない、といった土台部分に原因が潜んでいます。基礎学力がしっかりしている子は、どの教科もスムーズに頭に入り、学ぶスピードが速いという特徴があります。逆に土台が弱いと、中学に入ってから一気に苦手が増え、勉強に自信を失いやすくなります。だからこそ、小学生・中学生を問わず、最優先で鍛えるべきは基礎学力。毎日の学習を支える“目に見えない力”こそが、成績を上げるための最大の武器になります。
② しっかり考える力 ― 考え方が変われば点数は自然に伸びる
成績を上げる2つ目の条件は、しっかり考える力(思考力) です。中学生になると、暗記だけでは対応できない問題が増えます。数学では「なぜそうなるのか」を理解していないと解けず、英語では文法の仕組みを理解しないと長文が読めません。理科・社会も、教科書の丸暗記では点数が取れない単元が増えています。つまり、これからの学習で求められるのは「覚えて答える人」ではなく、「理解して考える人」。しっかり考える力を持つ子は、問題の意図を読み取り、自分で解き方を組み立てることができます。この力は特別な才能ではなく、毎日の学習で育てられる力です。Victory学院では、問題の意味を読み解く音読指導、短い文章を深く考える読解トレーニング、考え方を言葉で説明する時間などを大切にしています。考える力が育つと、応用問題にも強くなり、テストの点が安定します。「ただ解く」から「理解して解く」へ。この変化こそが、成績アップの大きな差を生むポイントです。
③ コツコツ努力する力 ― 毎日の積み重ねが“成績を変える力”になる
成績を上げる3つ目の条件は、コツコツ努力する力(継続力) です。どれだけ基礎学力があり、考える力が育っても、勉強を続けなければ成績は安定しません。特に中学生は部活・学校・宿題で時間がなく、“やらない日”が積み重なることで、あっという間に苦手が増えてしまうことがあります。だからこそ、毎日の小さな積み重ねが何より大切です。コツコツ努力ができる子は、少しずつでも続けることを習慣化し、わからない箇所をその日のうちに解決しようとします。この姿勢があるだけで、成績は確実に伸びていきます。Victory学院では、計算ランキング・言葉の意味1000・音読指導・短い課題の積み重ねなど、子どもが“続けたくなる仕組み”を取り入れています。「できた!」が積み重なると、努力は苦しいものではなく、むしろ楽しくなります。継続力は才能ではなく育てる力。毎日の努力が習慣になった瞬間、子どもの成績は大きく変わり始めます。
