中学進学後に突然成績が下がる理由**
小学校ではよくできていたのに、
中学に入ってから急に成績が下がる。
こうしたケースは非常に多く、保護者の方からもよく相談をいただきます。
しかし、これは子どもの能力の問題ではありません。
中学生という環境の変化に、基礎学力が対応しきれていない ことが原因です。
中学生になると、勉強の構造そのものが変わります。
① 授業スピードが桁違いに速い
小学校の授業は、比較的ゆっくり進みます。
しかし中学では、教科ごとに専門教師がつき、授業スピードは2〜3倍に。
つまずきがあっても、授業は止まりません。
特に基礎学力(語彙・読解・計算)が弱い子は
入学から1ヶ月で
「内容が頭に入らない」
という状態に陥ります。
② 教科が専門化し、抽象度が上がる
小学校:生活科・総合・基礎的内容
中学校:専門性が増し、内容が高度化
特に難しいのは
・数学の抽象化
・英語の文法・単語
・理科の概念理解
・社会の資料読解
どれも、
小学生の基礎(語彙・読解・思考)が弱いと理解が追いつかない 内容です。
③ 中学生の生活は“時間が奪われる”
中学生の日常には、小学生にはなかった要素が大量に入ってきます。
・部活で疲れる
・友達関係の悩み
・スマホ・SNSの時間増加
・宿題量の増加
結果、家庭学習の時間が激減。
勉強時間が減るのに、内容は難しくなる——
このミスマッチが
「急な成績低下」 を生みます。
④ 積み上げ教科は一度遅れると大変
特に
・数学
・英語
・理科(化学分野)
は積み上げ型。
小さなつまずきが
数ヶ月後に大きな差として表れます。
中1の1学期で数学・英語が崩れると
中2の内容はほぼ理解できません。
ビクトリー学院の中学生指導
Victory学院では、
中学で失速しないための指導を徹底しています。
・語彙・読解・計算など基礎の徹底
・中1スタートダッシュ
・先取り学習
・定期テスト対策
・自学力(自分で学ぶ力)の育成
特に
中学1年の1学期の成功が、3年間の学習を左右します。
■ まとめ
中学生で成績が下がるのは“必然”ではありません。
正しい準備があれば、誰でも安定して伸びます。
