指導方針・指導方法など
学びの時を大切に 学ぶ意欲を育てよう!
学力を積み上げていくためには、その時々において絶対にマスターしておかなければならないことがあります。
例えば算数でいうと小学校の低学年では20までのたし算・ひき算がスラスラとでき、九九を完璧に覚えるなどです。ある程度は練習で誰でもできるようになりますが、その時にしっかりと意味を理解できているかどうかがとても重要です。
学力の中で絶対に身につけるべきは学ぶ意欲です
最近学力の低下が叫ばれています。それにもまして私たちが一番心配なことは、子どもの学習意欲の低下です。その原因は一体何なのでしょうか。
今の子どもたちを取り巻く環境は、一昔前の子どもたちが育った学習環境とは明らかに違っています。
今の子どもたちの周りには、ゲームを始めとする楽しいことがいっぱいです。読書が楽しみだというような子どもはめったにいません。
子どもたちがコツコツと努力を積み重ねる習慣を身につける機会はなかなかありません。学ぶ意欲のない子どもの成績を伸ばすことは、どんな優秀な教師でも不可能です。
だからこそ学ぶ意欲を育てることが何よりも大切であり、一朝一夕にはいかない難しいことなのです。
小学生低学年の時に学力の土台づくりを
勉強は意味しっかり考えて理解しながらやっていけば、結構楽しいものなのです。そのことをぜひとも早い時期に子どもにわかってほしいと思います。小さな達成感を積み重ねて、基礎学力を身につけましょう。基礎学力のないところに真の学力を築くことはできないのですから。
習得と習熟のふたつができれば成績は間違いなく上がります
学習には、習得と習熟のふたつがあります。
習得は新しく習う内容を理解し納得することです。この習得ができた時点で放っておくと、テストで点を取ることが出来ません。テストで点を取るためには、習熟という作業が必要なのです。
習熟とは何かというと、理解し納得できた問題を自分自身で解きこんで、自分の身につくまで練習することをいいます。
「うちの子ははずっと塾にいっているのに成績が上がらない。」と思っていませんか。もしそう思っているとしたら、その原因は何なのか考えてみて下さい。習得と習熟の二つができていたら成績は間違いなく上がるのですから。